【月曜3限】/テキスト・石川康宏『現代を探究する経済学』(新日本出版社,2004年)/日本政府の最近の経済政策について常に補足を行っていく
【テキストの目次】第1章「『ゼネコン国家化』『多国籍企業化』の財界戦略」/第2章「『理論』なき弱肉強食--竹中流経済政策を読む」/第3章「経済の空洞化を促進させる対アジア政策」/第4章「ゆきづまった改革--『骨太第2弾』を例に」/第5章「財界の対米従属と過度の依存」
【毎週の予定】
4/9 ① ガイダンス,経済学とは,「構造改革」・日米経済関係の入門
4/16② 第1章・情勢をみる問題意識/財界の政治支配
4/23③ 第1章・アメリカによる世界戦略の新展開/財界の国際戦略
4/30④ 第1章・「ゼネコン国家化」/自民党衰退と財界の内部対立/民主的改革を目ざして
5/7 ⑤ 第2章・竹中流「構造改革」の世界的背景/財界・政府の主導権争い
5/14⑥ 第2章・竹中流「構造改革」論の個別的検討(1)/改革は「高コスト」構造是正のために~儲ける者に優しい税制づくり
5/21⑦ 第2章・竹中流「構造改革」論の個別的検討(2)/社会保障は「たかり」である~公共事業は「都市再生」型へ
5/28⑧ 第3章・衝撃的な空洞化の進展/対米従属的な日本型グローバリゼーション戦略/危機意識の中での自由貿易協定の追求/財界による通商政策の限界をこえて
6/4 ⑨ 〔予備日〕
6/11⑩ 第4章・ゆきづまりの中に「延命」の道は開けるか/財界の要求一覧としての「経済活性化戦略」/「経済」論議なき弱いものいじめの税制改革/公共事業温存・社会保障削減の「歳出改革」/「骨太第2弾」に見る小泉流「構造改革」の基本政策/経済政策の転換を考える自由で真剣な討論を
6/18⑪ 第5章・ジャーナリズムが「独立」を論じる時代の中で/アメリカの戦略としての財界の「復活」
6/25⑫ 第5章・従属と依存のからみあった展開/日本市場への支配と介入の諸政策
7/2 ⑬ 第5章・「奥田ビジョン」はなぜ金融市場を語らないのか/アメリカ市場への過度の依存から東アジアでの連帯と共同の道へ
7/9 ⑭ 〔予備日〕
7/16⑮ (休日)
7/23⑯ 期末試験
※〔予備日〕は休講日という意味ではありません。休講がある場合には,すべて教務課の掲示板等に貼りだします。