以下は、日本共産党「しんぶん赤旗」2014年12月17日付に掲載されたものです。
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大手マスコミには自民・公明与党の「圧勝」と報ずるものもありますが、投票総数がほぼ同じだった昨年夏の参院比例代表選と比べると、与党は計106万票減らしています。
明らかな後退で、とても「圧勝」とは言えません。
自公政治に対する国民の批判が最もはっきりした形で表れたのは、共産党が伸びたことと、沖縄のすべての小選挙区で自民党が負けたことでした。
民主党も得票を伸ばしましたが、自公政治と正面から対決し「政治を変える」ことを訴えた共産党が参院選に続いて前進したことは象徴的です。
沖縄には、米軍普天間基地の県内移設・新基地建設ノーという県民の強い意志が表れており、この二つは政治転換への貴重な足がかりです。
安倍首相は改憲も原発再稼働も集団的自衛権もすべて信任を受けたと述べて、再び暴走しようとしています。
共産党にはそれに抵抗するだけでなく、問題解決への「別の道」をはっきりと示し、世論の流れを変えることを期待したいと思います。
議案提案権を得たことや青年議員が多く当選したことを生かし、「政治は変えられる」という希望を広く、強く届けてほしいと思います。
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