１１月１０日－占領，「慰安婦」，天皇

　今日から「慰安婦」関係のビデオに入る。

　１つは『私たちは忘れない』。「慰安婦」被害者・姜徳景さんの証言と日本政府への抗議の行動を記録したビデオである。もう１つは『写真に記録された「慰安婦」』。こちらは戦後北朝鮮に暮らした朴永心さんの証言と，ビルマの「慰安所」周辺にいた元日本兵の証言が中心。

　まず日本が朝鮮半島を占領支配した経過，日本語や日本名の強制といった歴史の経過が１つのテーマとなる。早足でテキストの関連部分を追いかける。

　２つめのテーマは「慰安婦」（性奴隷）そのもの。とはいえ，今回はまだ直接にこれ論ずるところにはいたらず。

　３つめのテーマは天皇の評価。一方で姜さんが描いた絵『責任者を処罰せよ』の報道にかかわる「天皇タブー」が話題となり，他方で，あの戦争の実質的な責任者は本当に昭和天皇だったのかということも話題となる。

　いずれも掘り下げて知り，考えていくべきテーマである。