卒論テーマの練り上げをつづける。
「母子世帯の貧困をどう解決するか」(宮崎さん)は、貧困の実態をリアルにつかみ、その解決の方向を労働と福祉の両面から考える。北欧などとの国際比較を行い、日本の社会政策を相対化すること、また子どもの生活や教育にかかわる権利を重要な視角として折り込んでいく。
「現代日本社会のジェンダー視角からの理解」(児玉さん)は、現代日本における女性の社会的地位を、歴史的変化の中に、また国際比較の中に特徴づける。その入り口の作業として、日本の「女性史」についての学習をすすめる。
「戦時下の女性の『役割』」(中さん)は、戦争に積極的に協力する「軍国の母」がどのようにして形成されたのか、あるいはその実態はどのようであったのかを探る。とりあえずは「母」としてこどもを戦場に送った女性の社会的生涯を、リアルにつかまえるところから。
最近のコメント