ビデオ『証言-20世紀からの遺言』を見る。
医師不足を補うために、生きた中国人を犠牲に解剖の訓練を行う。新米軍医であった湯浅氏は、自らの7回14名を解剖し、殺した体験を話す。
また特務機関員であった湯口氏の、中国人の赤ん坊を泥のついた靴で踏み殺したと嗚咽する証言は、何度聞いても衝撃的である。
殺すことが悪いことだとは思っていなかった。一度、戦争に向かう流れができると、それに棹さすことはとても難しい。
学生たちとの質疑の中で、次のような声が出る。
「平和のための戦争展」とは、「日中友好協会」とは、どうして民族差別の意識が生まれた、身内にも中国や韓国の人といっしょにいるなといわれたことがある、気づかないうちの差別の言葉を、アジアの人達は戦争をどう学んでいる、ヨーロッパの人達は、南京大虐殺の中国側の主張は人数が多すぎないか……。
今後何が学びたいかをたずねたところ、次のよう。
東京裁判について知りたい、「戦争展」にいってみたい、靖国神社にもいってみたい……。
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