５月２９日・４年ゼミ－今週も問いを立てることの難しさ

　卒論テーマの練り上げをつづける。「なぜ憲法９条が議論されるのか」（坂元さん）。改憲・護憲の争点と、自衛隊保持・解散の争点とのズレをよく認識したうえで、どこに自分なりの問題意識がおかれるのかを確かめていくことにする。

　「核軍拡と核軍縮」（岡田さん）。核兵器を通常兵器から区別して廃絶したい理由、なぜアメリカ等が核兵器を保有しつづけるのか、廃絶のためには何が必要なのか等を考えていくことになる。

　「ハンセン病とキリスト教」（山本さん）。まずはハンセン病にまつわる基礎知識を得ることが課題。仮に神戸女学院の歴史とのかかわりで問題を立てたいというのであれば、戦後「人間宣言」を行った昭和天皇が本学を訪れたこと、戦時中にミッション系の本学がどのようにして生き残ることができたかなどの問題も立つ。