全労連がつくった映像『いまそこにあるユニオン』を見る。
ダルマシステムズ工業にはたらく、若い非正規雇用の女性が、まったく支払われていなかった残業代をもとめたことで、「雇止め」(非正規雇用の更新拒否)を申し渡される。
そこから女性は地域ユニオンに加わり、組合の支援を受けて交渉を行い、自らの当然の利益を守っていく。闘いをつうじて人は成長し、社会には法を守る当たり前の企業が増えていく。
映像を見たあと、以下の諸点を補足する。
①正規と非正規の区別、日本の全雇用者の1/3、若者の1/2が非正規。大学教師の中にも。
②厚労省調べで、08年10月~09年03月に3万人の非正規「首切り」が行われることがわかっている。うち期間満了は30.3%にすぎない。
③自動車大手10社の07年時点の内部留保は27兆3561億円。それにもかかわらず1.5万人の首切りが計画されている。
1.5万人に1人1000万円の賃金を支払っても1500億円があればいい。実際には、月に13万程度の給料の人が多い。
④いすず自動車、日産ディーゼルで「首切り」を言い渡された労働者が組合を結成。闘わなければ死んでしまう。
⑤個人加盟の地域労組・ローカルユニオンはどこにでもある。
⑥正規・非正規の枠をこえた連帯の必要、労働者どうしの連帯でなく社会全体の連帯の必要。『ビッグイシュー』の講読は誰にもでもできること。
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