前回授業の復習から。
戦前の明示民法下での女性の無権利と、日本国憲法の意義。しかし、女性の労働力率はむしろ低下する。専業主婦比率は1975年前後がピーク。
先へすすんで、「仕事にはどんなものが?」のつづき。卒業生たちの多様な就職先を紹介する。
「楽しい毎日はなくなる?」 仕事には社会を支えるやりがいがあり、自分の能力をのばすこともできる。ただし、そのためには、どういう仕事につくか、社会のどこを支えたいかといった自分なりの見通しが必要。
他方、社会人になっても、仕事以外の楽しみをもつ人は少なくない。
「就職活動って?」 具体的な手順についてはキャリアセンターで学ぶ。ホットな4年生たちの話も聞く。
就職活動は簡単にいえば、自分を雇ってくれる人を探す活動。自分が選ばれる立場になるわけだが、自分をアピールするものは、資格よりも総合力、人間の成長に向けた可能性。
コミュニケーション能力、やりぬく意思、自立できる決断力、学ぶ意欲など。それらを実証するものとなる学生時代の「実績」(バイト、インターンシップ、留学、旅行・・・)があればベスト。
関連する最近のニュースから。
総務省(10月2日)は、8月の完全失業率を5.5%と発表。完全失業者361万人(過去最高03年4月385万人)-勤め先都合124万人、自己都合111万人。
ただし、政府の失業統計のとり方は、EUなどに比べ、数字がかなり小さく出るものとなっている。
厚労省(同日)は有効求人倍率0.42倍、正社員では0.25倍と。就職のタイヘンさを物語るが、他方で、だからこそ、就職できないことを「自分の能力のせい」と、自分を攻めてしまわないことも必要になる。
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