映像『泥にまみれた軍靴で』、映像『写真に記録された「慰安婦」』をみる。 「朝鮮半島出身者のいわゆる従軍慰安婦問題に関する加藤内閣官房長官発表」(92年1月13日)--「慰安婦の募集や慰安所の経営等に旧日本軍が何らかの形で関与していたことは否定出来ないと思う」。 「朝鮮半島出身のいわゆる従軍慰安婦問題について」(内閣官房内閣外政審議室、92年7月6日)--以下に「政府の関与」。「慰安所」の設置、「慰安婦」募集者の人選、「慰安」施設の築造・増強、「慰安所」の経営・監督、「慰安所・慰安婦」の衛生管理、「慰安所」関係者への身分証明書の発給他。 「慰安婦関係調査結果発表に関する河野内閣官房長官談話」(93年8月4日)--「今次調査の結果、長期に、かつ広範な地域にわたって慰安所が設置され、数多くの慰安婦が存在したことが認められた。慰安所は、当時の軍当局の要請により設営されたものであり、慰安所の設置、管理及び慰安婦の移送については、旧日本軍が直接あるいは間接にこれに関与した」。 いずれも外務省のサイトに掲載された文書である。
「平和教育」を経験した多くの学生も、加害の歴史を学ぶ機会は少ない。だが、鳩山政権が「東アジア共同体の構築」を語るなかで、「加害」の評価とその清算を考えることはますます重要なことになる。
学生たちには、大学生活のあいだでぜひとも検討を深めてもらいたいところ。
その後は、「慰安婦」問題についての日本政府の見解を見る。
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