NHKスペシャル「チャイナパワー/膨張する中国マネー」を見る。
投資銀行・漢能投資集団(中国企業・国有企業の代理人として投資や企業買収を、共通語は英語)他、投資ビジネス企業は500、国家による優秀投資家表彰式、取引実績は7000億円以上
政府は貿易摩擦をさけて外貨を投資に、中国企業の海外進出は国家としての経済戦略、1年で5兆円以上の海外投資
世界最大の外貨準備(日本の2倍、200兆円以上)、アメリカは金を必要としている、投資するかどうかはアメリカ企業の努力次第、投資先は150ケ国、アフリカにも
世界の石油会社に投資、原油採掘の権益確保のために
製造・加工大国から資本投資国家へ、海外投資のための両替には制限なし、輸出による成長は長くはつづかないという判断
M&A、企業そのものを投機の対象に、いつまでも輸出依存でなく、もうかる企業につくりかえて売買・利益、アメリカ市場への上場
オーストラリア(資源企業)での中国脅威論、制度・文化の摩擦も・・・。
以上の背景には、1970年代からの世界的な金余りがあり、金融の自由化によって促進された資本主義経済の変化(金融経済の肥大化)がある。
アメリカ企業が資金を求めて中国側と接触する。アメリカへの一極資金集中には大きな変化がある。
企業自体が投機の対象となる姿が描かれるが、それが利益につながるためには、儲からない企業を儲かる企業に変身させることが必要となる。
その内容が描かれないが、多くは「合理化」によるリストラや、不良事業部門の切り捨て(労働者解雇)の手法をとる。それは中小業者にとっても重大な問題となっていく。
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