米議会を説得する材料が何もなくて訪米を中止した男が,
国内では自民党に叱られないのをいいことに,ホラの吹き放題である。
ただし,そのホラは生きて闘っている被害者を正面から侮辱し,
悔しさを抱きしめて亡くなっていった内外の被害者にツバするもの。
人間はここまで人としての誠実さを失うことができるものか。
こういう人間を議員にしておくのは国民の名折れである。
「宮崎1区」よ,心して記憶し,互いに知らせあおうではないか。
「慰安婦の強制連行ない」 中山氏が発言(宮崎日日新聞,4月20日)
中山成彬・元文科相(自民・宮崎1区)は20日、教育再生特別委員会で質問に立ち、従軍慰安婦問題に関して「軍の強制連行による従軍慰安婦は存在しなかった」と自身の従来の主張をあらためて展開した。
米下院で慰安婦問題に関して安倍首相に謝罪を求める決議案が提出されていることについて「とんでもないこと。誤った認識が国際問題になりつつあることを、日本国民も知らなければならない」と訴えた。
中山元文科相は、正しい歴史認識、教育が教育再生の出発点と主張。その上で「戦時下では、いわゆる公娼(こうしょう)が商行為として成り立っていたが、軍が韓国人女性などを強制連行した事実はない。そもそも、慰安婦と呼ばれた女性のほとんどは日本人だった」と述べた。
“「従軍慰安婦」もうかる商売” “ほとんど日本の女性” 自民・中山元文科相が暴言(しんぶん赤旗,4月21日)
自民党の中山成彬元文部科学相は二十日の衆院教育再生特別委員会で、米下院が「従軍慰安婦」問題で日本政府への謝罪要求決議案を採択しようとしている動きを強く非難し、「『美しい国』は強くなきゃいかん。間違ったことに反論していく勇気、強さが必要だ」と述べました。
中山氏が会長を務める自民党の「日本の前途と歴史教育を考える議員の会」は、米下院の決議案阻止のため今月下旬から訪米を予定しましたが、米国内で「従軍慰安婦」問題の批判が高まるなか、「火に油を注ぐ」として訪米延期を決めたばかり。しかし、この日の質問は中山氏の本音をあらためて示したものです。
中山氏は「当時は公娼(こうしょう)制があり、売春が商行為として認められていた。慰安婦はほとんど日本の女性だった」などと述べ、日本軍による「従軍慰安婦」強制を否定。さらに「(慰安婦は)もうかる商売だったことも事実だ」と暴言を吐きました。
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