リレー科目の第1回。まずは当面の授業日程を確認。6月12日は休講であり、前後の授業にはゲストとして卒業生3名がやってくる。
なぜ就職問題を考えねばならないかについての経済事情からスタートする。80年の人生のうち、子ども時代は終了となる。自分の生活の面倒を自分で見ることのできる大人に脱却せねばならない。子どものままでいられるとの幻想は「食べさせてもらえる」との思い込みから来る。親は60才前後で定年(強制退職)となり、夫がサラリーマンであれば平均年収は470万円前後。年収1000万円以上のサラリーマンは0.6~0.7%しかいない。
どういう職種、どういう企業かを選びとるのは個人の判断。連休中にあった同窓会でも全員が違う職種についている。それは学生時代にすでに違う道を歩き始めていた結果。「みんなと同じことをしていればなんとかなる」の時代はすでに終わり。3年生の年末前後には、自分の就職先についての一定の見通しが必要。
他方、就職活動は学生時代の1度で終わりではない。CAが体力的に30才前後までしかできないことが多いように、人生には幾度かの転職もある。最初の就職先が満足できない場合には、すぐに転職が必要となり、実際、卒業生たちはそれを行っている。そのバイタリティが必要。
新聞を読むことには、大人の社会常識を身につける、社会そのものを知る、人間の様々な生き方を知るという効果がある。この効果を身につけるためには、日経新聞のような特殊な新聞は不向き。普通の総合新聞でいい。紙の新聞をながめるのが簡単だが、それがない場合には、グーグルのニュースなど一覧性の高いニュースサイトを活用すること。
まずは、両親の就職体験、その後の仕事体験を聞いてみることから。
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