卒業生による体験報告の第1回。
ル・コルドン・ブール・パリ株式会社に勤務する羽生さんの講義である。
学生時代の様子、学生としての就職活動の内容、
損保に就職してから今日にいたる人生の転換、
今後への課題、学生たちへのアドバイスとつづく話である。
東京海上火災に入社し、2年3ケ月で退社。
理由は、労働条件の深刻さ。
ただし、これは会社全体の問題というより、配属部署、上司の姿勢による。
その後、ル・コルドン・ブルーでフランス菓子づくりを学ぶ。
そこから料理のインストラクターへと道がひらけ、
さらにコルドン・ブルーに入社していくこととなる。
最初の仕事は製菓・製パン講座の講師アシスタント。
しかし、これについても体力的な限界を感じていく。
フランス人講師の授業通訳などに専念していく。
この間、わずか6~7年。
人生の転機には「勇気」が必要だといい、
転機をいかすには学生時代の多面的な学びが必要だとも。
学生時代には気づくことのできなかったバイタリティが、
その後、豊かに育っているようである。
学生たちからは、質問の手が10本ほどはあがっていく。
最近のコメント