期末レポートの提出先を文学部事務室に変更することを伝える。
学生による授業評価アンケートの結果を伝える。
あわせて、いまの社会を批判的にとらえることの意義、なぜ黒板を丸写しするのか等についてコメントする。
第5章「財界の対米従属と過度の依存」の後半部分を行う。
アメリカ市場への過度の依存が、円ドル相場に大きく左右される日本経済の特徴を生む。
円高回避のために日銀に大量に購入されたドルは、アメリカ国債(財務省証券)の購入にあてられ、軍事予算により大幅赤字となったブッシュ政権の財政を支える役割を果たす。
アメリカ市場への過度の依存から脱却した先例としてEUがある。
域内貿易を拡大し、ドルに負けない強い通貨としてのユーロをつくる。
日本にとっては、急拡大する東アジア市場の一員となれるかどうかが鍵を握る。
よりマシな日本を考えるとき、障害となっている歴史問題の克服は経済的にも重要である。
前期授業はこれで終了。
最近のコメント