「アメリカ占領下の日本・東京裁判」を見る。
映像のほとんどが裁判所内部の撮影記録であり、裁判の概要や問題点などの指摘があるものではない。
戦争を裁判で裁くということ、植民地支配が裁かれなかったこと、天皇が裁かれなかったこと、連合国側の戦争犯罪(原爆)が問題とされないことなどの補足をする。
前回見た「慰安婦」問題ともあわせて議論をする。
「それぞれの判決に差がついた根拠」「大川周明はなぜ精神状態が悪くなったか」「事後法で裁くのは誤りだとテレビで見たが」「アメリカやイギリスにも悪いところがあった」などの意見が出る。
東京裁判に「勝者の裁き」という一面があることはまちがいなく、これを正確に評価するためには、帝国日本のアジア侵略と、帝国相互の争いを区別する必要があり、両者を区別したうえでの戦争全体の理解が必要なのだろう。
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