先週のレポートの講評から。もっとも形式が良く整っていた、西脇さんのレポートを例にあげ、①結論(主張したいこと)を明示すること、②それをいうのに必要な根拠(理由)を段落ごとに整理して、③段落を重ねることで文章全体の論旨を整えること。
冊子『基礎ゼミ レポートの書き方』の「はじめに」を読み、さらに「全体の構成」「段落」「論理力」「引用の方法」などを学んでいく。「引用の方法」は、「はじめに」が強調する「剽窃の禁止」に深くかかわる。
その後、映像『その時歴史が動いた 憲法9条平和への闘争』を途中まで見る。敗戦と憲法制定の過程、戦後の再軍備、改憲に向けた自民党の結党とこれに対抗した社会党の統一まで。
質疑のテーマは以下のよう。
①なぜアメリカは「平和憲法」から「再軍備」へと対日政策を転換したか(「冷戦」政策と中国はじめアジアの情勢変化から)。
②なぜ日本をアメリカが単独で占領したのか(ポツダム宣言による対日占領政策の合意とアメリカの軍事的役割、アメリカの排他的姿勢から)。
③現在の日本の改憲はどうなるのだろう(国民が決する、最近の世論の変化についても。
④なぜ最近改憲世論が強くなってきたのか(ソ連崩壊後の「国際貢献論」の浸透から)。
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