卒論テーマの練り上げ作業。
「格差社会と教育の貧困」(久川さん)。とりわけ97年以降の日本社会の崩れが、教育の現場にどういう貧困をもたらし、それが経済的貧困の再生産に結びついているかを述べたもの。
学費無償化への世界の流れ、日本の高い学費と私学助成の削減といった問題と、他方で、大卒の学歴を手に入れたとしても若者の半数が非正規雇用(賃金は正規の6割)に陥らざるを得ない雇用構造の問題は別のもの。いずれに力点をおいて問題を考えていくことになるかの判断がいる。
「後期高齢者医療制度の問題点」(増田さん)。75才以上の高齢者医療における「医療費抑制」を批判的に検討するもの。
まずはことがらに通じるために、厚生労働省自身によるこれを導入した理由を知ること、他方で実際の75才以上の高齢者の平均的な生活を知り、それが新しい医療制度のもとでどう変わるのかをリアルに知ることが必要か。
秋、10月2日ゼミでの2万字完成原稿提出を再確認。
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