ビデオで「ニューススクランブル(07年8月24日)」から、若い世代が戦争映画(「特攻」「ひめゆり」など)に集まっているとの話題を見る。
場所は「大阪第七芸術劇場」で、元特攻隊員、アメリカ兵、ひめゆり学徒の生存者、平和を訴えることができなかった戦時の体制や元特高警察官の話しなど、映画の一部が紹介され、これを見に来た若者たちの声が紹介される。
「知っておかねばならない歴史」「あの時代に生きれば自分も平和の必要が言える自信はない」「ああいう状況をつくられないことが大切」。インタビューを受けた若者のうち2人は、ゼミの学生たち。
つづいてビデオで『証言-侵略戦争』を見る。
3人の元日本兵が、教育・訓練と戦地での実際の殺人体験を重ね、平気で人が殺せるようになる経過、命令にしたがっただけで自分に責任があるとは考えていなかったこと、
アジアの民族に対する差別意識、三光作戦や水責め・火責めなどの拷問の実際、中国での戦犯裁判の体験などを語り、償って償えるものではないといいながら、戦後、平和・反戦・友好につとめた自分の人生を語っていく。
「戦争を曖昧にでなく、徹底的に反省しておかねば、同じ状況になった時にまた協力する国民になってしまう」「誰一人、命の尊さを教えてくれなかった、親も教師も、誰かが教えてくれれば自分の人生は変わっていたかもしれない」。
実に重い言葉がつづく。
学生からは、①じつにショッキング、②戦時の映像は本当? 誰がとった? などの感想・質問・意見が出る。
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