卒論の練り上げである。
林さん「日独の歴史認識比較」は、戦争責任に対する日独政府あるいは社会の自覚の格差を描いたもの。
これを問題意識にそって深めるならば、問題はなぜ日本の社会に戦争責任への自覚を深める動きが十分生まれなかったか。
そこを戦争犯罪人に対して恩赦を求める運動の検討をつうじて考えたい。
山本さん「ゆとりある老後生活」は、公的年金制度の不十分さを私的年金によって埋め合わせしたいと考えるもの。
だが、実際に老後に「ゆとり」をもたせるためには、どれほどの私的年金への掛け金が必要となるのか。
その掛け金を支払うことのできない人達を見捨てることのない公的年金の再建・充実を、その制度をつくりだした初心に立ち返って考えていくことにする。
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