NHK「その時歴史が動いた」の「憲法9条 平和への期待」を見る。
日本国憲法が施行された1947年から、1960年の日米安保条約改定までの13年間に焦点があてられる。
戦後の「米ソ冷戦」、朝鮮戦争をきっかけとしたアメリカの要請にもとづく日本の再軍備、朝鮮戦争での日本人犠牲者、在日米軍基地をめぐる砂川闘争、
9条の「改正」をもとめる自民党の結党、「55年体制」の成立、60年安保闘争と安保改定、池田内閣の成立と解釈改憲路線への転換・・・歴史の流れが紹介される。
学生たちが、グループにわかれて議論したことの主な内容は次のよう。
新安保成立の際の自然承認とは、砂川判決の地裁(米軍基地違憲判決)から高裁への転換の背後にアメリカはあったか、日本国憲法から再軍備へアメリカのいいように使われている、
戦争に賛成する人の考え方はどういうものか、徴兵制のある国はどうなっている、象徴天皇制をマッカーサーが残したのはなぜか、
朝鮮戦争での犠牲をかくしてまでの講和・独立の実態はどのようか、第5福竜丸の事件をめぐるアメリカの動き、国民が動くことで岸は退陣に追い込まれた、国を動かすのは国民だと思った・・・。
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