映像「その時歴史が動いた/忘れられた島の闘い 沖縄 返還への軌跡」を見る。
唯一の地上戦の現場とされた沖縄。日米安保・サンフランシスコ講和条約のもと対米奉仕のために切り捨てられた沖縄。
土地を奪われ生活を破壊される住民。土地をかえせ、本土復帰、基地よ出ていけの大きな闘争。その中心に立った瀬長亀次郎。
本土も含むベトナム戦争反対の運動の高揚。70年安保延長のために施政権返還を69年に約束するアメリカ。基地つき返還。
いまも日本全土の0.6%の面積に全米軍基地の75%が集中し、県面積の11%が基地。
15分ほどのグループ討論ののち、全体での質疑とする。出てきた疑問は以下のよう。
「沖縄で瀬長が対米非服従運動をよびかける時、日本本土は朝鮮特需をへて、もはや戦後ではないとうたっている、その気分の落差はどうして?」「温度差はいまもあると思う」
「戦中・戦後に奪われた土地は、まだ返っていない?」「基地はいまお金を払っている?」
「アメリカの一般市民は、こうした基地が沖縄にあることを知っているのか?」
「牢獄につながれた瀬長は、どのように外部の情報をえていた?」「米兵による暴行や犯罪はどのように処罰されている?」
そして最後に「私たちに何ができるか?」
次回は、この結末を生んだ戦争の開始にさかのぼってみる。
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