大学組合が行っている「大学学費負担の軽減を求める国会請願」の関連資料を解説する。
大学の納付金は、日本・アメリカ・イギリスなど「新自由主義的改革」国家で高く、ドイツ・フランス・北欧などで安い。それは、高等教育に対する公財政支出のGDP比や、奨学金の給費制と貸与制の比率の問題としてもあらわれる。
テキスト137~160ページを読んでいく。
財務省等による日本の財政赤字の解説内容の問題点。①地方交付税は全国自治体の財政力格差(したがって住民の権利格差)を埋めるためのものであり、状況に応じて支払うことが可能な「田舎への仕送り」などではない。
②財政赤字の借金先は国民と別の第三者からの「ローン」ではなく、国民自身からの借金であり、いわば同じ世帯の身内からのものである。
③さらに政府は債務残高だけを強調するが、政府には資産も存在し、これを差し引いた純債務残高ことを本来の「赤字」ととらえるべき。
④また日本経済全体を見たとき、政府に対する貸し手(金)が存在しないわけでもない。
この「財政赤字」への対応策として、橋本・小泉内閣はすでに見た税制改革だけでなく、国民負担の増加をすすめ、国民生活を破壊してきた。
学生による授業評価アンケートを実施。
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