テキスト第2章の最後を読んでいく。
「(9)小泉・竹中思想の根源地アメリカ」
戦後アメリカの競争力低下、貿易赤字
低下の要因は、独占による高い価格、ドル高政策
その結果、国内産業は空洞化
市場原理万能主義(新自由主義)の登場
「(10)生活とモノ作りから離れる資本主義」
アメリカは軍事費で「大きな政府」
先進国経済の金融投機化、第3次産業の発展のすえに
さらに、金融経済の肥大化に関する数字を紹介。
三菱UFJ証券・水野和夫氏
実体経済 金融経済
1990年 22.8 39.6
2000年 31.8 89.7
2006年 48.1 151.9
(単位は10億ドル、実体経済は世界のGDP合計、
金融経済は株式時価総額と債券発行残高と預金残高の合計)
最後に、映像「新マネー潮流」(08年1月クローズアップ現代)を見る。
金融経済の肥大化、金融経済が実体経済を揺り動かす様子がよく見える。
あわせて、08年1月時点でのその後の世界経済の予測もいまから見るとおもしろい。
「中国だけがきれいな花を咲かせることはできない」。
だが、今日も中国はバツグンの成長力を示して、世界の消費を牽引している。
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