テキストを読み進める。第3章の終わりから。
(15)徳川幕府の経済構造
「大都市江戸の経済」大都市江戸の消費をどうまかなうか
「大阪で手二いれたお金を大阪に払う」全国の年貢は大坂へ、大坂商人が買う、江戸が京都・大坂から商品を買う、先物取引市場が世界で最初に
「もし幕府が商工業を大事にしていたら」それらは急速に発展していた
(16)金貨から紙幣へ-貨幣不足の解決策
「日本では紙幣ばかり」そもそも金は量が足りない
「経済が発展すると金貨では足りなくなる」
「紙幣発行の夢」なぜただの紙切れが「お金」として通用するのか
「第4章・銀行と決済機構」
(17)「金貨から『紙幣と銀行』の仕組みへ」
「イングランド銀行券の発行」、1694年イギリスで紙幣発行、イングランド銀行が政府への貸し付けのかわりに銀行券を
「成功した理由」、兌換の保証、ビジネスとしての成功の保証(政府から8%の利子)、最高240万ポンドまで
「合言葉は貨幣の節約」、銀行券発行銀行(発券銀行)、貨幣をつかわない支払いの工夫
(18)「銀行が高利貸しに取って代わった」
「イギリスで始まった預金銀行」、一番のもとは預金、兌換制は貨幣と貸付金の純増、かつては金匠銀行
「貨幣の節約をした振替銀行」、預金口座から預金口座へ、貨幣の節約
「貸出しを増やせるのは銀行券発行銀行」、江戸は現金決済、大阪は手形(振替銀行の一歩手前)、貸出を業務の中核とするのはイングランド銀行以後、日本には伊藤博文
(19)「銀行はお金を貸して預金を増やす」
「銀行の元祖は縁台(バンコ)」、両替屋
「借りたお金はそのまま預金に」、銀行の重大な変化は借りた金を客が預金に残すようになったこと、支払いが預金口座の振替だから、預金がそのままお金の役割
「大口の支払いはみんなツケ替えで」、大口決済はツケ替え(小切手・手形)で、小口は口座から銀行券を引き出して、手形には支払い期日、小切手はいつでも
(20)「お金とは一体何だろう?」
「分かりにくくなった『お金』」、借りても預金、発券は中央銀行のみ、兌換制はなくなった、金は急には増えないが預金は増える
「預金が先か、銀行券が先か」、今日では貨幣の貨幣の代表は預金(クレジットカード)、電子マネーの登場
「中央銀行が出来て一層複雑に」、金貨の裏付けをもった銀行券が先、発券が中央銀行に、市中銀行は金貨をもたず預け金
(21)「支払い決済の仕組みの話」
「預金がお金の役目を十分に果たすには」、中央銀行と市中銀行のつながりが必要
「企業の間の支払いは現金を使わない」、企業の支払いは当座預金(小切手勘定)から、市中銀行はたくさんある
「銀行間の支払いは中央銀行で」、中央銀行の当座預金のツケ替え、手形交換所、ペイメント・システム
(22)「国民経済グラウンドと金融ビル」
「これから説明しなければならないこと」
「二階建ての『金融ビル』」、グラウンドは生産と流通の場、中央に「金融ビル」、一階はたくさんの「〇〇銀行」の部屋、グラウンドから預金を引き出しに、「〇〇銀行」は二階の「日本銀行」から引き出してくる
「手形交換所と日銀」、支払いの多くは預金のツケ替え、中二階の「手形交換所」、これが日銀の帳簿につながっている、「金融ビル」のとなりは「政府」、政府はコインを製造して日銀に売る、利益は政府の日銀当座預金に
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