貴金属であった貨幣、兌換制下の紙幣、不換制下の紙幣(強制通用力)という歴史の変化
IMF体制における国際面での変則的な兌換制=基軸通貨ドル、71年の金ドル交換停止での崩壊、その後の長期にわたるドル安傾向、ドル特権の不安(ドル保有への不信)
ドル特権に依存することによる貿易競争力(製造業)の低下、金融への依存度の上昇
95年ドル特権維持のためのドル高政策、高金利政策、これへの日本の低金利政策による協力、「ドルをもっていると金がもうかる」という経済実態づくり
域内基軸通貨としてのユーロの台頭、産油国におけるドル離れの傾向(イラク戦争の一因)
政策的につくられた株式バブル(ITバブル)、その終焉の後をついだ00年代の住宅バブル(サブプライムローン)、08年リーマンショックによる崩壊
①問われるアメリカの金融投機依存の経済体質、②さらに深化したドル不安(ユーロ危機が乗り越えられた時に何が起こるか)
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