3・欧州社会モデルの革新
国民投票をつうじて望ましい経済社会モデルをめぐる論争が
米英型「アングロサクソン・モデル」、仏独型「ソーシャル・モデル」、アングロサクソンへの嫌悪、フランス同化主義の限界
欧州委員会バローゾ委員長「最大の問題は失業」、しかし、①人事配置、②政策の規制緩和路線
欧州委員会が「アングロサクソン」をめざしてわけではない、成長・雇用・環境保護の追求
欧州各国の社会保障制度が接近しつつある、社会保険モデル(独仏)、普遍主義モデル(北欧)、市場型モデル(米)
80年代から社会保険モデルと普遍主義モデルの数字が接近、背景①②③
各国間の政策調整、「裁量的政策調整」
4・「大欧州」どこまで
東方拡大の最大の難問はトルコ加盟
慎重論の最大の理由、①イスラム教国、②EUアイデンティティ喪失への不安
エピローグ・2つの共同体-ヨーロッパと東アジア
05年インドネシア・アチェ紛争にEUが平和監視団
目と鼻の先で第一回東アジアサミット(マレーシア・クアラルンプールで)、域内の紛争が解決できない状態で
アメリカの影響の元での東アジア枠組み論争
ASEANとEUの共通点、①不戦の共同体づくり、②貿易・投資の交流
両者の相違点-なぜ共同するか、EUは連帯のために国家主権の一部を譲渡、ASEANは国家の正統性の確認のために
日米中関係がどう動くのか、英国がどう動くかも
共同体は何より各国間の信頼関係の上に築かれる
日韓、日中、日朝関係の現在は、いずれも日本の侵略・植民地支配に端を発する問題
※アメリカの対東アジア政策の転換、取り残される日本
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