中国の広東外語外貿大学から、学生さん2人が見学に入る。
まずは、お互いに自己紹介。
つづいて映像『どうするアンポ』を見ていく。
中学の学生さんに、問題提起をしてもらう。
「みなさん、アンポをどう思いますか?」。
これについては、以下のようなゼミ生からの意見があった。
「なくすべきだ。第10条に書いてあるとおりの方法で」
「まず事実を国民が良く知るべき、私たちもこの授業ではじめて知った。学校教育でとりあげるべき」
話題はかわって、「年次改革要望書ってなんですか」という質問があり、
さらにゼミ生のなかから「みんなの意見が聞きたい」と、
次のような問いが出る。
「この問題をめぐっては、政府と国民の間に考え方の違いがあるように思う。それをどうしていけばいい?」
返された意見は、次のよう。
「たてまえは平和を守れだが、基地での仕事などつっこむとむずかしくなる、そこをしっかり学ばねば」
「政党の意見もはっきりしない。ちゃんと統一して国民にこうしたいと表明してほしい」
「結局は、国民が選挙で決めている。候補者はいいことしかいわないが、その裏を見抜かなければ」
「国民が直接、総理を選べる制度にするべきだと思う」
「国民が関心をもたないとマスコミはいうが、国会議員の上から目線もハラがたつ。もっと国民の立場にたった政治をすべき。金持ちの政治家に、貧しい人の苦労がわかるのか」
「これまで政治はむずかしいと思って避けてきた。この授業で学んで、これはヤバイと思うようになった。むずかしいというイメージをなんとする必要がある」
「テレビの意見は極端で、信じられない気がする」
「密室でなく、もっとも開かれた政治にしてほしい。自分たちだけでやらないで。選挙権のない若い人でも、政治に声が反映できる仕組みを」
「若者は知る機会がない。私たちもこの授業ではじめて知った。教育がもっととりあげるべき」
「マスコミも悪い。政治の悪いところのあら探しばかりしている。こうしていこうという前向きな姿勢がない」
「ツイッターがいい。いろんな人の意見が聞ける。政治家もしゃべってるし」
ここまで、ゼミ生たちが次々と。
最後に、もう一度、中国からの学生さんに感想を聞く。
「中国にこんなゼミはあまりない。みんなどんどん手をあげてしゃべって、ビックリした。中国では、だまってまわりの人をみていることが多い。自分の意見を発表するのがスゴイ」
「普天間基地などビデオをみて、米軍が日本人に迷惑をかけていることを初めて知った」など。
成長のあとがクッキリのこのゼミは、本日をもって終了となる。
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