卒業生の転職努力の紹介から。
就職活動は学生時代だけのものではない。
ありうることとして、人生の展望に折り込んでおくこと。
転職・退職を余儀なくされる場合として、①労働条件が悪すぎる、②ハラスメントなどの被害、③パートナーの転勤などがある。
①②については、上司や関係部署への相談が必要だが、解決のメドが立たない場合には、「自分を守る」ことを最優先に。
親身になってくれる先輩・友人・労働組合などがあれば、状況をかえることも可能。
③については、失職のリスクをよく考慮していくこと。
就職状況が悪いことの根本原因としての「不況」についても解説。
生産と消費の格差が大きくなりすぎるところから、生産の縮小、リストラなどが開始され、それがさらなる消費の萎縮を生む。
その悪循環の継続が長期の「不況」を生む。
したがって、状況改善への課題は格差をどのように埋めていくか。
政府の対策の基本は、①輸出促進(全体の50%を占める上位30社への支援)、②大型公共事業だが、効果の薄さは実証済み。
安定した内需の形成が必要で、その焦点は、雇用と社会保障。
今後も、たびたび雇用をめぐる経済の仕組みにふれていく。
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