テキストに入る。
本の選び方について、奥付と目次を良く見ること、その上で、「はじめに」を読む。これによって、本の内容・目的を知っていくこと。
本の読み方について、線、しるし、書き込みをすることで、新品の本を自分だけの本につくりかえていくこと。書き込みは自分との対話を行う「日記」のような要領で。
10月1日発表の総務省による失業率5.1%、厚生労働省による有効求人倍率0.54の最新(8月)データを紹介。
ヨーロッパなどと比べれば、失業率が低く出てくる日本の失業統計の特徴も。
第1章「さあ、いっしょに「就職活動」を考えよう」に入る。
「専業主婦になりたい」にかかわって、専業主婦とはなにかを考える。
「男は仕事、女は家庭」は、19世紀型「近代家族」ともよばれる歴史的所産。成立には歴史的条件がある。
日本では、それが「高度成長」期に拡大し、専業主婦比率は1975年頃をピークに頭打ちとなり、その後、若干の減少を見せて今日にいたる。
拡大の大きな要因は、都市生活者の増大(第2次・第3次産業の発展)と女性だけの若年定年制。その背後には、男性労働力を最大限に活用したいとの労働力管理の方策が。
「男は労働力、女は労働力の生産と再生産」となっていく。
75年前後の日本の変化は、「高度成長」の終焉にともなう男性賃金の頭打ちと、「女性にも自立した生きがいを」というウーマンリブの思想の導入との結果。
ただし、労働条件が男性基準でつくられていること、家族を支える社会保障が貧弱であること、依然雇用における男女差別が少なくないことなどから、女性の労働力率はさほど高くなっていない。
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