リレー科目の第1回目。
担当する3回の授業予定は、①イラク戦争と憲法問題、②歴史「慰安婦」問題、③核兵器廃絶と現代のテーマだったが、③を沖縄基地問題に変更することの了承を得る。
映像「新しい憲法の話」を見る。
つづいて、イラク戦争と憲法問題についてパワポをつかって問題提起を重ねていく。
「大人になろうとする自分は、何を考えねばならないのか」についての情報を提供する授業である。
①イラク戦争開戦までの経過、2002年の国防報告、国連の合意なしの開戦、NATOの亀裂、大量破壊兵器は存在しなかった、戦争の目的は別のところにあったのか。
②国連の平和維持秩序に照らして、国連軍の行動は最後の手段、単独行動主義への厳しい批判。
③イラク戦争への日本の態度、戦争への日本国憲法の姿勢、憲法「改正」の準備と国民の批判、イラク戦争への名古屋高裁違憲判決。
④オバマ・鳩山政権での一定の変化、民主党連立政権合意文書から、ソマリア沖へ海上自衛隊(09年10月5日)、検討すべきいくつかの点。
⑤普天間基地返還問題での右往左往、日米安保協議委員会合意(09年5月28日)、鳩山首相政権放り出し。
⑥改憲をめざす新たな動き、新党もズラリ改憲派、憲法記念日の各党談話、読売新聞世論調査の推移。
⑦もし憲法「改正」が提案されたら、あるべき社会を考える自分の力を身につける。
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