〔前回の映像に対する質問・感想から〕
「プーチンのロシア・強まる国家資本主義」-「国家資本主義の度合いを深めて国は正しく導けるのか」「BRICSそれぞれ背景が違う」「企業と政府の関係をもっと知りたい」「プーチンのロシアというサブタイトルが怖い」「BRICSを知るにつれ今の日本への不安が大きくなってきた」
「対外経済銀行のように政府首脳が経営するような銀行は他の国にもあるか(例外的)」「ロシア発展のきっかけは(市場経済化と資源)」「ロシアの企業数は(何種類かの上場企業で200~400社)」
(補足)「国家資本主義」という概念について
〔テキスト第2章を読む〕
BRICS登場の政治的契機は経済自由化路線の広まり
それを押し進めた強力なリーダーシップ(マンモハン・シン、ウラジーミル・プーチン、胡錦濤、カルドーゾ/ルーラ)、トップダウン、多民族国家としての課題と訓練
教育重視、経済開発優先、政治の流動性
「社会主義から資本主義へ」という小見出しもあるが、①対米従属の軍事独裁から自立・反米のなかで非資本主義の道を視野にいれるブラジル、②市場を活用しながら社会主義への道を模索している中国、③”鎖国”経済から開放経済に移行したインド、④社会主義を看板とした統制経済から資本主義を看板とした統制経済へのロシアと、それぞれの道は多様。
BRICSという括りは、市場の急速な拡大という視角から見た場合のものであり、社会の質や発展の方向は相当に多様
次回は、第3章へ
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