最後の授業とする。
これまでのパワーポイントを復習する
日本経済の対外関係を概括する
授業評価アンケートのかえし
期末の課題を提起する
〔日本の対外経済関係の現状〕
『通商白書』タイトル、2006「『持続する成長力に向けて』~グローバル化をいかした生産性向上と『投資立国』」
2007「生産性向上と成長に向けた通商戦略~東アジア経済のダイナミズムとサービス産業のグローバル展開」
2008「新たな市場創造に向けた通商国家日本の挑戦」
2009「ピンチをチャンスにかえるグローバル経済戦略」
〔『通商白書2010』の問題意識〕
タイトル「国を開き、アジアとともに成長する日本」、第1章「転換期にあるグローバル経済の現状と今後」、第2章「アジア『内需』とともに成長する我が国、持続的成長実現に向けたアジア・太平洋の枠組み」、第3章「危機後の我が国の現状と進むべき方向性」
3つの方向性、①「世界の新しい需要構造への対応」(アジア中心に急増する中間所得層)、②「『内外需』の好循環の実現」(「構造改革」、対日投資、法人税減税、資源国への官民での接近)、③「グローバル経済基盤整備への貢献」(世界全体の貿易自由化)
〔財務省の貿易統計から〕
http://www.customs.go.jp/toukei/suii/html/time_latest.htm
2009年度、日本の輸出品、①自動車(13・1%)、②半導体等電子部品(6・5%)、③鉄鋼(5・1%)、④自動車部品(4・5%)、⑤船舶(3・6%)、⑥プラスチック(3・6%)、⑦原動機(3・4%)、⑧有機化合物(3・1%)、⑨科学光学機器(3・0%)、⑩電気回路等の機器(2・5%)
2009年度、日本の輸入品、①原油(16・0%)、②液化天然ガス(5・3%)、③衣類・付属品(4・3%)、④半導体等電子部品(3・6%)、⑤石炭(3・4%)、⑥医薬品(2・6%)、⑦コンピューター類(2・5%)、⑧石油製品(2・5%)、⑨有機化合物(2・4%)、⑩音響映像機器(2・4%)
〔輸出先は中国・アメリカ・アジア諸国〕
2009年度、輸出先順位、①中国(19・2%)、②アメリカ(15・8%)、③韓国(8・2%)、④台湾(6・6%)、⑤香港(5・6%)、⑥タイ(4・0%)、⑦シンガポール(3・6%)、⑧ドイツ(2・7%)、⑨マレーシア(2・2%)、⑩オランダ(2・2%)、※アジア55・2%、EU11.9%
2009年度、国別輸出品、①中国(半導体・電子部品、自動車部品、鉄鋼)、②アメリカ(自動車、自動車部品、原動機)、③韓国(鉄鋼、プラスチック、有機化合物)、④台湾(半導体・電子部品、プラスチック、有機化合物)、⑤香港(半導体・電子部品、プラスチック、電気回路等の機器)
〔輸入先も中国、アメリカ、アジア諸国〕
2009年度、輸入先順位、①中国(21・9%)、②アメリカ(10・4%)、③オーストラリア(5・8%)、④サウジアラビア(5・6%)、⑤アラブ首長国連邦(4・4%)、⑥インドネシア(4・0%)、⑦韓国(4・0%)、⑧台湾(3・4%)、⑨カタール(3・1%)、⑩マレーシア(3・0%)、※アジア44.6%、EU10.4%
2009年度、国別輸入品、①中国(衣料・付属品、コンピューター類、音響映像機器)、②アメリカ(穀物類、原動機、科学光学機器)、③オーストラリア(石炭、液化天然ガス、鉄鉱石)、④サウジアラビア(原油、液化石油ガス、石油製品)、⑤アラブ首長国連邦(原油、液化天然ガス、液化石油ガス)
〔世界で高まる中国と東アジアの地位〕
2004年アジア(ASEAN+6)は製造業実質付加価値額でEUを上回り(世界の工場は東アジア)、2007年中国が日本を上回る(最大の工場)、東アジアからの最終材輸出の約5割がアメリカ・EU(『2010通商白書』120)
2009年(最大の輸入相手が中国)アメリカ、EU、オーストラリア、日本、韓国、マレーシア、ロシア、インド、中等、アフリカ、(輸入相手が日本)中国、タイ、フィリピン、(輸入相手がアメリカ)カナダ、シンガポール、ブラジル、メキシコ(『2010通商白書』238)
〔日本の投資先と直接投資収益率〕
日銀統計 http://www.boj.or.jp/type/stat/boj_stat/bop/rdip/index.htm
2009年主要国・直接投資残高順位、①アメリカ(21兆2772億円)、②EU(16兆1172億円)、③ASEAN(6兆9785億円)、④中国(5兆0713億円)、⑤ブラジル(1兆9658億円)、⑥インド(8275億円)
2009年主要国・直接投資収益率、①中国(11・5%)、②ASEAN(11・1%)、③ブラジル(10・4%)、④アメリカ(4・5%)、⑤EU(3・4%)、⑥インド(3・1%)(『2010通商白書』249)
〔期末レポートの課題〕
1月25日は休講(がんばってレポートを書いて)
レポートの課題「ソ連崩壊以後の世界経済の変化と、その中でのBRICsの位置づけを説明してください」
レポート提出の〆切は1月31日昼(提出先は総文事務室前)
文字数、1500字程度、パソコンで作成
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