最後の授業とする。学生による授業評価アンケートの結果報告も。
2・米国の主導するグローバリズムへの対抗戦略
①ラテンアメリカの新自由主義への対抗戦略
日本の経済政策はアメリカにしたがった、世界はそういう対応ばかりでない
ベーカー構想、ブレイディ構想、債務国経済の構造調整政策(公的支出の削減と税収の増加を)
南米には福祉優先・産業保護の政権が次々と、選挙を通じて
南米準備基金とメルコスール、共同と連帯へ
〔グローバリゼーションの統治の改革〕
②グローバルな規制は可能か
世界は金融グローバリズムで豊かにならなかった、危機を引き起こしてきた米系多国籍企業と多国籍金融機関
国際資本取引の自由化が投機の行き過ぎをもたらした
必要なのはグローバリゼーションへの統治の改革、IMFとWTOの組織改革、それを可能とする世界の構造変化
〔市場経済には制御が必要〕
③どのような国際公共機関が望まれるのか
世界経済を混乱させる投機の規制、そのための情報収集、市場経済には制御が必要
その先に安定的な固定為替レートの復活
〔期末レポートの課題〕
1月25日は休講(がんばってレポートを書いて)
レポートの課題「戦後アメリカ多国籍企業が求めた自由な投資システム誕生の歴史を説明してください」
レポート提出の〆切は1月31日昼(提出先は総文事務室前)
文字数、1500字程度、パソコンで作成
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