兵庫県の有効求人倍率はあいかわらず低い。
最新3月の統計で、全国の1.03倍に対して兵庫県は0.93倍。
正社員の倍率となると、全国0.63倍に対して兵庫県は0.55倍。
わが学生たちも苦労するはずである。
3月の有効求人倍率 兵庫県は前月比横ばい(神戸新聞,4月27日)
兵庫労働局が二十七日発表した三月の兵庫県有効求人倍率(季節調整値)は前月と同じ〇・九三倍だった。新規求人、求職ともに伸び悩んだ結果といい、同局は「求人に一服感はあるが、全体として雇用情勢は堅調に推移している」とみている。
新規求人は前年同月比2・9%減で、二カ月連続してマイナス。新規求職も同8・0%減となり、二カ月連続で前年を下回った。
新規求人を産業別にみると、製造(3・6%増)や医療・福祉(12・0%増)、運輸(同18・5%増)などは増加。一方、建設(22・4%減)や卸・小売り(15・9%減)、金融・保険(15・2%減)などは減少した。
正社員の有効求人倍率は〇・五五倍で、前月と同水準だった。
また、地域別の有効求人倍率は神戸、阪神、但馬、淡路が一倍を割り、東播磨、西播磨、丹波は引き続き一倍を超えた。
一方、二〇〇六年度の有効求人倍率は〇・九五倍で、前年度比〇・〇九ポイント改善した。改善は五年連続。
求人倍率1.03倍に低下=3月、失業率は横ばい(時事通信,4月27日)
厚生労働省が27日発表した3月の有効求人倍率(季節調整値)は1.03倍で、前月から0.02ポイント低下した。雇用の先行指標とされる新規求人数は前年同月比4.6%減少。同省は「新卒者採用や非正規雇用の正社員転換が増えた影響で、採用が控えられた可能性がある」(職業安定局)としている。
正社員の有効求人倍率は0.63倍で前年同月を0.01ポイント下回った。マイナスは2004年11月の調査開始以来初めて。
また、06年度平均の有効求人倍率は1.06倍で、前年度を0.08ポイント上回った。1992年度(1.00倍)以来14年ぶりに、年度ベースでも1倍台に乗った。
一方、総務省が同日発表した労働力調査によると、3月の完全失業率(季節調整値)は4.0%で、5カ月連続の前月比横ばいとなった。
完全失業者数は前年同月比8万人減の281万人。年度末に伴うパートタイム労働者などの契約切れが増えたとみられる。就業者数は同43万人増の6351万人だった。
06年度平均の完全失業率は4.1%で、前年度比0.2ポイント改善した。
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