マクドナルドやケンタッキーの低すぎる時給を問題として,広東省は時給労働に最低賃金制度を導入した。
報道された実際の時給額4.0~4.7元に対して,設定された最低時給は7.5元。
なんと1.6~1.9倍の賃上げとなる。
見習え日本政府よ。
そもそもアメリカ資本のやり放題にはさせないという,その根本精神からしっかり見習え。
中国、パート従業員の待遇改善に動く・違法雇用発覚で(日経新聞,4月5日)
【広州=菅原透】中国がアルバイトなどパート従業員の待遇改善に動き出した。広東省広州市労働社会保障局は5日、時給制で働く従業員に対する最低賃金制度を1日から施行したと地元紙を通じて発表。すでに同様の制度を持つ上海市でも運用厳格化に乗り出す。広州のマクドナルドなどのファストフード店で違法雇用の実態が明らかになったためだ。
広州市では労働時間が1日5時間未満、週30時間未満の従業員を対象に時給7.5元(約113円)の最低賃金を定めた。広東省では1月1日から同基準の最低賃金制度を導入、各市が順次施行することになっていた。正式施行で政府は違反企業に法的責任を追及できるようになる。
広州市では最近、地元紙がマクドナルドやケンタッキー・フライド・チキンなど米系ファストフード店のパート従業員の時給が4―4.7元と法定基準を大きく下回っていると報道。昨年9月に最低時給を6元から6.5元に引き上げた上海市でも雇用調査を始めるなど、待遇改善の動きが全国で広がっている。
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