中国の外相が交代したとのこと。
アメリカ重視の人事との報道である。
中国には65才という閣僚の定年があったのか。
中国外相に楊次官が昇格 ブッシュ一家から「タイガー」(朝日新聞,4月27日)
中国国営の新華社通信は27日、国会にあたる全国人民代表大会(全人代)の常務委員会が27日、李肇星外相(66)の後任として楊潔●(●は竹かんむりに「褫」のつくり)外務次官(57)を次期外相に任命したと伝えた。楊氏は駐米大使などを歴任。ブッシュ元大統領をはじめブッシュ一家との親交が深い米国通。2代続けて駐米大使の経験者が外相に選ばれ、中国の対米重視の姿勢が改めて印象づけられた。
中国の次期外相に選ばれた楊外務次官=ロイター
李氏は駐米大使、外務次官を経て03年に外相に就任。小泉前首相の靖国神社参拝で日中関係が悪化していた05年11月、アジア太平洋経済協力会議(APEC)閣僚会合に出席するため訪問中の韓国・釜山で「ドイツの指導者がヒトラーやナチス(の追悼施設)を参拝したら、欧州の人々はどう感じるだろうか」と述べて参拝を批判するなど、厳しい対日批判を繰り広げた。
楊氏はブッシュ元大統領が70年代に北京駐在の中国連絡事務所長だった頃から通訳をした間柄といわれ、名前に「虎」の字が含まれていることからブッシュ一家から「タイガー」の愛称で親しまれている。心臓に持病があり健康不安説も流れたが、順当に昇格した。
中国外相に元駐米大使の楊氏、李氏は退任(日経新聞、4月27日)
【北京=佐藤賢】中国の全国人民代表大会(全人代=国会に相当)は27日午前、北京で開いた常務委員会で、李肇星外相(66)を退任させ、後任に楊外務次官(56)を充てるなどの閣僚人事を決めた。李氏らが閣僚定年の65歳を超えているため。元駐米大使で米国通の楊氏の外相起用で対米関係を重視する姿勢を明確にした。
新華社の発表によると、徐冠華科学技術相の後任に万鋼・同済大学校長、汪恕誠水利相の後任に陳雷・新疆ウイグル自治区常務副主席、孫文盛国土資源相の後任に徐紹史・国務院副秘書長をそれぞれ起用する。
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