IHIの自業自得ということだが、この赤字を理由に、さらに労働者に転嫁するなどの最悪中の最悪はご勘弁を。
IHI 赤字転落、会長辞任へ 08年3月期 人員減、受注増え裏目(東京新聞、9月29日)
機械・プラント大手のIHIは二十八日、過去のリストラなどで人員が減ったところに、景気回復で大量の事業が舞い込み、仕事をこなせず採算が悪化したとして、二〇〇八年三月期の連結営業損益を当初予想した四百億円の黒字から、百七十億円の赤字になるとの見通しを発表した。記者会見した釜和明社長は、今年三月末まで社長を務めていた伊藤源嗣会長が責任を取って近く辞任することを明らかにした。
九月中間連結決算の営業損失は、当初予想の七十億円から六百七十億円に下方修正。設計改善などによるコスト削減効果も思ったほど見込めない可能性があるため、さらに最大二百八十億円赤字が膨らむ可能性があり、通期での営業赤字額が膨らむ懸念もある。
また、既に発表した〇七年三月期の決算についても、さかのぼって下方修正する可能性があるという。
業績の悪化は、中東のセメントプラントで重大な欠陥が判明し大規模な補修が必要になったほか、国内を中心にボイラー工事を抱えすぎたため、設計能力の不足を原因に生産や外注のやり直しが頻発し、大規模な混乱が生じたことなどが理由。釜社長は「過去に人員を相当減らしたが、近年仕事が増えて、人員面で追いつかなくなっていた」と説明した。
IHIは、神奈川県茅ケ崎市の土地売却を決めたのをはじめ、合計八百億円規模の不動産や株式売却を行うことも明らかにした。
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