俵義文氏によれば、福田首相もまた「日本会議」のメンバーであり、「参拝する会」のメンバーである。
しかし、政府首脳となると、外交への配慮を欠くわけにはいかない。
念頭される外交の内容は、中国・韓国・東アジアとの関係であるとともに、アメリカの対東アジア政策との関係である。
衆参67議員が靖国参拝 閣僚参拝はゼロ(朝日新聞、10月18日)
超党派の国会議員でつくる「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」(会長=島村宜伸・元農水相)の衆参両院議員67人が18日、東京・九段の靖国神社に参拝した。同神社は秋季例大祭中。閣僚の参拝はなかったが、西川京子厚生労働副大臣、山谷えり子首相補佐官らが加わった。
参拝者は衆院が49人(自民45人、民主1人、無所属3人)で、参院が18人(自民16人、民主2人)。島村氏は参拝後、福田首相が参拝しない意向を示していることについて「自分たちの意思で参拝することに何らおくするものはないはず。残念だ」と述べた。
安倍前首相あてに銃弾 靖国参拝要求 右翼団体を捜索(東京新聞、10月18日)
安倍晋三前首相あてに銃弾が入った封書が送りつけられた事件があり、警視庁公安部は十八日、銃刀法違反の疑いで、千葉県東金市の右翼団体「政治結社山匝(さんそう)塾」の事務所などを捜索した。
調べでは、今年八月下旬ごろ、安倍前首相あての封書が内閣府に送りつけられたが、郵便料金不足で東京中央郵便局に差し戻された。同局で調べたところ銃弾が入っていたため、警察に届け出た。封書の差出人名は同塾で、「安倍首相はなぜ靖国神社を参拝しない」という内容の手紙が入っていたという。
同塾は、山口県光市の母子殺害事件の弁護士を脅す内容の手紙と銃弾が今年七月、朝日新聞東京本社に届けられた脅迫事件でも、送り主として封書に記載されており、公安部が関連を調べる。
同塾をめぐっては、千葉県選挙管理委員会にうその政治資金収支報告書を提出したとして先月、千葉県警が政治資金規正法違反の疑いで、会計責任者の男を書類送検している。
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