総務省の発表で、正規から非正規への雇用形態の転換が今もつづいていることが明らかに。
くわえて、男女それぞれの非正規比率は、やはり女性の側がはるかに高い。
他方厚労省の資料では、正規雇用の有効求人倍率は、わずか0.64である。
非正規雇用、過去最大に 07年平均0.5ポイント増 女性では53%(しんぶん赤旗、3月1日)
総務省が二十九日に発表した労働力調査によると、派遣・契約社員、パート・アルバイトなど非正規雇用の占める割合が二〇〇七年の平均で33・5%と、前年比0・5ポイント上昇し、過去最高を記録しました。三人に一人を上回ります。男性では18・3%、女性では53・5%です。〇七年十―十二月期の非正規雇用の比率は、前年同期に比べ0・8ポイント上昇し、33・7%となりました。
〇七年中に正規から非正規雇用になった人は、男性二十三万人、女性二十一万人の合計四十四万人でした。これに対し、非正規から正規になった人は、男性十八万人、女性二十二万人の合計四十万人。差し引きすると、非正規への移動が四万人多く、正社員から非正社員への置き換えが依然として続いています。
〇二年と比べると、〇七年には、非正規雇用者数が二百八十一万人増加したのに対し、正規雇用者数は四十八万人減少しました。派遣労働を原則解禁するなどの雇用法制の改悪で、労働者の派遣労働者などへの代替が進められてきたためです。
また、同日、厚生労働省が発表した「正社員」への有効求人倍率は、前年同月に比べ〇・〇三ポイント減の〇・六四倍でした。前年同月比八カ月連続の低下で、三人の求職者に二人の求人しかありません。
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