「10年後、20年後の近い未来に、2011年3月11日は、
歴史のどういう瞬間としてとらえ返されるのでしょう。
たいへんな犠牲を生んだ地震、津波と原発災害の後、
日本社会の全体が『人間の復興』と
安全・安心の社会づくりに向けて
大きな努力を開始した年としてなのか、
あるいはたいへんな犠牲にもかかわらず、
復興にも原発にも、その後の国づくりにも、
さらに強く野放図な『資本の論理』が
吹き荒れることになった最初の年としてなのか。
2011年に生きる私たちは、
その重大な分岐点に生きていると思います。
兵庫県では『復興はたたかいだ』という言葉が、
いまも強い実感をもって語られています。
『たたかい』の相手は『資本の論理』です。
それは行政の中にも深く浸透してくるものです。
この本では『人間の復興』と
その『資本の論理』の衝突に焦点をあてました。
『人間の復興』を勝ち取るためには、
多くの市民が『資本の論理』を押し返し、
制御する力をもたねばならないことを、
しっかり自覚してほしいと願ってのことです。」
(「はじめに」より)
水曜デモお疲れさまでした。そろそろハルモニと昼食交流ですかね?ブログを拝見する限り、今年もナヌムの家では、ハルモニの証言はなかったのでしょうか?
そういえば今年は通訳者として原本さんが活躍してるのでしょうか?
投稿情報: T石です! | 2011/09/07 12:42
いま、財界の動きを含めての情勢を正確に把握するために必読。
情勢が前に進むために何が必要なのか。これを読めば分かります。
投稿情報: ふとめしんど | 2011/09/30 23:46