1)全員出席。まずは5月12日に文学部リサーチルームのオリエンテーションをうけることを伝える。他に図書館のガイダンス,AVセンターのガイダンスも計画する。
2)テキスト『「知」の勉強術』に入る。テキストが終われば,『知の贈りもの』を活用していく。第1回目なので,こちらから「序」と第1章についての要約と,「みんなで話し合いたいこと」についての論点を提起する。このように,①本を読んで,②内容を正確に要約し,③レジュメをつくって,④授業の場でみんなにわかりやすく伝え,⑤さらに話し合いたい論点を示し,⑥みんなは伝えられた内容にもとづいて自分の意見を述べること。そうしたプレゼンと討論の力をつけていくことがこの授業の目的。討論は「言いっぱなし」でなく,他のメンバーと繰り返し意見交換を重ねて,集団の力でものごとへの理解を深めることを追求する(もちろん一致できない場合もあるが)。次回からは「発言した人」だけが「出席」となる。
3)今回は,なぜ大学に来たのか,こなかった友達はどうしてこなかったのか? 学生時代にためしてみたい自分の可能性は? 「どう生きるべきか」ってどういうこと? といったテーマで話し合う。「友達はトリマーの学校へ行った」「ダンスの専門学校へ」「働いている」「勉強がしたくなかったから」。なるほど,いろいろである。では,その裏返しとして「やること」が決まらず大学に来た人たちには,それを探すための努力がいり,それを探すための「お試し行動」が必要となる。
4)「留学したい」「英語が使えるように」「アナウンサーに」「アパレルに」「キャビンアテンダントに」「ボランティア活動を」……。実際にそれを体験した先輩たちの事例を紹介しながら,それぞれ学生時代にとりうる具体的な行動を紹介してみる。「キャビンアテンダントはかなりの肉体労働」「アパレルはまずは店員さんから」「アナウンサーの世界は人脈が」「それぞれ早くからバイトで顔をつなげることも」「留学は違う文化に接して,いままでの自分の文化を相対化する良い機会」「ボランティアも世の中いろんな人がいると実感できること,その人たちとつながれる体験ができるところが面白いかも」。次回は第2章を材料に話し合う。今度は学生たちの報告である。
5)学習計画書を回収する。忘れてきた人は月曜日に提出のこと。
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