1)7人出席。就職活動との両立は大変そうで,直前の欠席連絡も入ってくる。とりあえずは卒論をすすめる作業を忘れずに,しかし就職活動を優先するというのがゼミの方針。
2)卒論の発表は「現代日本社会において子どもをもつ女性が働きやすい環境とは」(碇さん)。スウェーデン,ドイツ,フランスなどとの家族・雇用政策の比較をするとしたものだが,肝心の日本における「子どもをもつ女性の働きづらさ」への理解が抽象的。まずは「子育てと仕事」を両立させようとする身近な女性の大変さを,個人へのインタビューで具体的に知り,他方で関連する全国的な調査類に目を通していくことにする。
3)次に「アメリカの出生率が高いわけ」「結婚の必要性」「新!男女共同参画法について」(小南さん)の3つから,話し合いの末「結婚」にテーマが絞り込まれる。身近な問題だけに判断が主観的になりやすい。そこで現代日本の「結婚」制度の特殊性を知るために,1つは国際比較をしてみること,2つは日本の長い歴史のなかでの「結婚」のあり方の変遷を知っていくこと。そこから,テーマへの接近をはじめることにする。
4)世の中にどういう学問分野や研究テーマがあり,どういう成果があるかを知るについては,大きな本屋の新書コーナーを端から端まで時間をかけてながめ(少なくとも1時間はかかる),アンテナにひっかかった本をカゴに入れ,それらをテーブルでじっくりながめ,その上で絞り込んだ何冊かを買うという,大型本屋活用の方法を紹介。「2時間は本屋ですごす」と,覚悟を決めていく本屋利用の方法である。
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