1)卒論のテーマ報告を行なう。「日韓基本条約の問題点」(川元さん)は,一通りの報告はあったものの,結局,条約の論議には自身の限界を感じたとかで,歴史教育の問題にテーマを変えることになる。議論の中で,つくる会教科書の問題,その他の教科書の問題,中高での近現代史教育の問題,学習指導要領の問題,加害を直視する歴史館の少なさなどが話題となるが,次回までにどこかに焦点をしぼってくることとなる。
2)「なぜ良妻賢母思想が生まれたのか」(大西知子さん)。良妻賢母思想とは何か,それは社会のどういう変化を原動力として生まれたものなのかという入り口の時点ですでにつまずきがあり,あとは多くのゼミ生から助言を受けることに終始する。タイミング良く総合文化学科叢書として「良妻賢母主義を越えて」をキャッチ・コピーとする出版があったので,とりあえずはそれに学び,本学の筆者らに教授を求めることとする。
3)「仕事と家庭のバランスをめぐって」(濱野さん)。要するに仕事と家庭が男女がともに両立できる労働条件の探求に焦点がある。同様の経済大国で,かつよりマシな社会を実現しているかに見えるドイツやフランスとの対比を行なうことにする。現状の対比とともに,その格差が生み出されてきた歴史の過程に注目し,そこから日本の社会が学びうるところを明らかにしていく。
4)夏休みの卒論相談「登校日」は,8月7日(月)に変更となる。夏のゼミ旅行については,いまだ行き先未定のまま。
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