ビデオ「ネットカフェ難民2」を見る。
90年代半ばからの急速な雇用破壊が、ワーキングプア急増の直接の要因だが、スポット派遣でくらす、ある労働者の生活をつうじてその実態が探られる。
「ネットカフェ難民」は若い世代だけのことではない。また、その生活は、皮一枚で路上生活にも結びついている。
派遣労働者でつくる組合が、労働条件の改善を求めて派遣会社と交渉し、また禁止されているはずの中間搾取の取り締まりを求めて、厚労省との交渉も行っていく。
そうした闘いがただちに問題を根本から解決していくわけではない。が、それでも、経営者たちの「労働者使い捨てやり放題」にはしばりがかかる。
労働者たちの抵抗や闘いこそが、現状打開の推進力であることが良くわかる。
その飛躍のためには、派遣の当事者だけではない、労働者全体の連帯が必要である。
次回はテキストにもどっていく。
最近のコメント