ビデオ「ワーキングプアⅡ」の終盤部分を見る。
年金保険料が支払えなかった高齢者の老後の生活の大変さ。加えて「本人負担」を上昇させる介護保険料の引き上げなど。
ある学者は、現在の比較的若いワーキングプア層が高齢化することにより、貧困は日本の多数派になると警告する。
これに対して、経済財政諮問会議の八代尚宏氏、セーフティネットを口にしながらも、最後にはやはり大企業の国際競争力向上が肝心だという。
ワーキングプアはそれを口実にした人件費削減によって急拡大させられているにもかかわらず。
ビデオが「競争型社会のままでいいのか」「別の社会への道を歩むのか」と終わっているところから、日本とスウェーデンの社会のあり方の相違を述べる。
学費・医療費が基本的に無量であり、60才以後は若い時期のもっとも給料が高かった頃の80%程度の年金が保障される老後。
同じ資本主義でも、明らかに違ったタイプの資本主義があり、そこには財界の強欲に加えて国民の政治的教養の格差が強く反映している。
学生による授業評価アンケートをとっていく。
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