仕事や就職についての事例紹介。卒業生Kさんの場合。
現在はJALウェイズでCAとして勤務。国際線のみの運航で、アジアを中心にフライトしている。入社後は2ケ月の地上訓練と1ケ月は乗務しながらのOJT。現在は月末に発表されるスケジュールにそってフライト。勤務と休日の他にスタンバイがある。フライトは月15日程度。
3年目までは契約社員。基本給に乗務手当てや深夜労働手当てなどがつく。ステイ先の旅費も。4年目で正社員に。寮もあって金銭面、安全面とも安心できる。結婚・出産した先輩で復職してフライトしている人もいる。CAにはタイ人、パイロットにはアメリカ人、オーストラリア人もいる。
ビジネスマンと家族連れの相違など求められるサービスは多様。英語の上達も重要。「ありがとう」といってもらえることがとても嬉しい。
4年生の時にはCAと金融で就職活動をした。結果はA証券会社へ。営業職で毎日200件近くの電話。上司や先輩もノルマがあり、新入社員へのサポートは不十分。金融の知識が得たかったが、達成されそうもなく入社半年で辞めて、B証券会社にうつった。
B社では多くを教えてもらったが、やはり新規開拓が主な仕事で、毎日に不安をもっていた。その時にCAの募集を知り、最後のチャンスと思って受けた。求められる能力が高い難関だったが、いままでの仕事をつちかった忍耐力と、なぜCAになりたいかを明確に述べることで内定がとれた。試験は3次まであった。
働きだしてから体調管理に気をつかうようになり、また自由時間を無駄にしないようになった。読書、英語など、休日も積極的につかっている。
同時に、仕事をするようになってから人生全体を考えるようにもなった。どのような人生を歩むにせよ経済力が必要で、20代での自己投資が大切。結婚・出産後もはたらき、社会の中で役割を果たしたい。それが可能な家族をつくりたい。
学生時代にはバイトでためたお金でバックパッカーとなっていた。ゼミも楽しかったし、TOEICは600点をとっていた。学生時代は自由時間が多い特殊な期間。やりたいことに優先順位をつけて自分をコントロールする力を身につけることが大切。学生時代より今の方が向上心が強くなった。向上しながら年を重ねたい。
仕事とは「自分を成長させてくれるもの」。そのためには努力してのステップアップが必要。一度きりの人生を悔いなくいきたい。
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