ビデオ「帝国海軍勝利の記録」を見る。
1941年12月の対米英戦争開始から、42年5月までの海軍の「戦果を(臣民に)知らしめるために制作された」フィルムである。
「監修・大本営海軍報道部」となっている。
見終わったあと、以下のような諸点についてコメントする。
①映画は戦時の大きな娯楽、かつ国民の重要な情報源、②日本軍の進行の先々にあった日の丸・旭日旗、③死体が1つも登場しない戦闘場面、④アジアの解放だと受け止めた人々、⑤国民学校や神社の建設、⑥東条英機の姿……、⑦全体として戦争の正当性が強調されるものとなっている。
質疑の中で、特に「国民学校」が話題となる。
そこから朝鮮と台湾への植民地支配へ、朝鮮での「創氏改名」へ、さらに在日アジア人、特に朝鮮人や中国人に対する今日の差別の問題へと話はひろがる。
学生たちからも、これまでに見知ってきたまわりの事例を語りながら考える。
「ピースおおさか」見学の日取りの相談が開始される。
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