映像「NHKスペシャル 日本国憲法誕生」を見る。前回の映像が日本国内の新憲法づくりの動きとGHQの関係を主軸としたのに対して、これは、連合国の極東委員会とGHQとの関係、さらに帝国議会での生存権の追加、義務教育の範囲、9条の修正などの動きが軸となる。
つづいて映像「その時歴史が動いた 憲法9条、平和への闘争」を見る。平和憲法を成立させたばかりの日本政府に対して、占領政策を転換させたアメリカは強力に「再軍備」を求めてくる。この動きを利用して、軍の保有が明示される自主憲法の制定を求める政治家たちの動きも活性化する。
国会の2/3の議席を得るために自民党が結成され、これを阻止するために左右の社会党が統一された1955年は、同時に第1回原水禁大会が開催された年であり、さらに米軍基地拡張の是非をめぐる砂川闘争が激化していく年でもある。60年安保にいたる「再軍備」路線は国民の強い抵抗を生み、明文改憲を頓挫させていく。これによって平和憲法は今日に残された。
映像「07年8月16日のサンテレビのニュース」を見る。今年卒業した上野さんの、07年8月15日の神戸での講演の様子である。
最後に、映像「あたらしい憲法の話」の前半を見る。すでに国会の2/3の議席を9条改憲派がしめるもと、国民の力でこれを阻止するために「9条の会」がよびかけられる。映像以後の参議院選挙における安倍内閣の大敗、改憲派による「9条の会」の主敵視、派兵恒久法という新しい企み等を補足する。
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