報告「『脱アジア』への道」(小野さん)は、西欧による支配が進むアジアの一員ではなく、アジアを支配する西欧の仲間となることを選んでいく明治政府の姿勢が、19世紀末の対朝鮮政策を具体例に語るもの。
報告「NHK番組改ざん訴訟 6月12日最高裁判決」(津越さん)は、同判決についての新聞記事を紹介するもの。1審・2審で認められた番組改ざん側の責任が、一転してまったく問われず、政治家の圧力についても安倍氏による指摘の事実は認めながら、それは番組内容変更の関係については判断を回避するものとなっている。
報告「アメリカによる『慰安婦』問題での圧力」(伊藤さん)は、アメリカ下院に決議案を提出したマイク・ホンダ議員が「中国系反日団体」との強い結びつきをもち、またニューヨークタイムズなど日本が安全保障上の大きな役割をもつことに否定的な見解をもっていることを紹介。ただしこれでは下院全体が中国や国内のリベラル左派に操られたということになってしまう。他方「慰安婦」決議に先立ち、ブッシュ大統領はじめアメリカ政府が日本政府に靖国参拝の取りやめを求めるなど、日本の戦争認識に対する批判が強められていたこととの関連も見えない。ブッシュ政権は日本の軍事強化を求めているのだし。
報告「靖国神社と天皇」(白川さん)は、靖国神社が戦争で天皇のために死んだ者だけを祀る神社であり、陸海軍が所管する軍事施設であったことを紹介し、昭和天皇の靖国参拝が75年を最後とした理由にかかわり、富田メモを紹介するもの。
映像「松井やより全力疾走」を見る。反戦と女性の自立が2つの大きな柱となっている。
WAM『フィールドワーク 日本軍「慰安婦」』(2008年、平和文化)を読む。報告は、高木さん・山下さん。全ページをめくっていく。
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