2回のリレー授業。女性と雇用、女性と消費生活をおこなうが、力点は前者に置く。
①なぜはたらくことを考える必要があるのか。「子ども」時代から「大人」時代への脱皮のために。
他方、客観的に見て家族の収入は「定年」までしか続かない。パートナーの収入で安定した生活をおこなうこともむずかしい。
全国男性サラリーマンの中で、年収1000万円以上はわずか0.7%。ちなみに学生の予想は、50%、30%、10%、40%など。
②こうしてはたらくことが必要なのだが、企業社会には女性に対する差別が色濃い。
募集段階での差別、企業セミナーでの差別、仕事の割り振りの差別、研修の差別、昇格と賃金差別など、それぞれの具体例を紹介する。
こういう問題を良く考えるには、①キャリア関連の授業、②キャリアセンターの企画の利用、③同じ年代の友人だけでなく先輩たちと話しあうことが必要。
また、同じ業種の企業であっても、女性役員の比率、女性の勤続年数などにかなりの格差がある。これを調べるには『女子学生のための就職四季報』が便利。
③卒業生には、A証券会社入社、半年でB証券会社に転職、24才で航空会社に転職、さらにいま次のステップへ進む準備をしている人もいる。
就職活動は4年生で終わりではないし、自分の人生を長い展望をもって考えることが大切。
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